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2017年8月 7日 (月曜日)

M&A

どんなに格好良いことを言っても,どんなに偉そうな経営理論を述べても,要するに,買収なので,普通の「商い」の基本原理を知らなければ必ず失敗する。

「売り」に出ている企業の買収の場合,あくまでも一般論だが,買収先の企業が「売り」に出している原因を知ることが一番大事だと思う。

その企業のことは当該企業が一番よく知っている。もし採算性や将来性があるならば,「売り」に出すはずがない。その逆もまた真。

「売り」に出ていない企業の買収の場合,ありとあらゆる種類の策略が必要となる。そうでなければ買収などできない。これは,経営分析や経営理論とは全く関係のないことだ。買収先の企業の巧妙な策略に乗って「買い」に出る愚もまた真。

そして,そのいずれの場合でも,M&Aを仲介するだけの事業者は,決して損をせず,当該M&Aの成否にかかわらず確実に利益をあげることができるような仕組みを構築するのも企業として当然のことだと思う。

結局,中国の戦国時代の優れた武将と同じような判断能力が求められるという点で,人類は少しも変わっていない。

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