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2017年7月11日 (火曜日)

研究資金

下記の記事が出ている。

 Ethics and Governance AI Fund funnels $7.6M to Harvard, MIT and independent research efforts
 Tech Chrunch: July 11, 2017
 https://techcrunch.com/2017/07/10/ethics-and-governance-ai-fund-funnels-7-6m-to-harvard-mit-and-independent-research-efforts/?ncid=mobilenavtrend

(余談)

「ない」とは言っても,この私の場合,総額でみると,他の研究者よりはかなり多額の研究資金の提供を受けてきたと思う。だから,そのときには結果を出せなかったものでも,その後,どうにかそれなりの結果をまとめ,無償で提供し続けてきた。そうでないと,研究資金提供者にあわせる顔がなくなる。

研究というものは,なかなか計画をたてにくい。結果を出すことは,もっとそうだ。予定通りにアウトプットを揃えることができないことのほうが多い。

それはさておき,あくまでも一般論として,日本国においては,真に行われるべき研究に対する資金提供が著しく乏しいことは誰でも認めることだと思う。

目先の利益に走り過ぎている。

これではちゃんとした研究成果など出るはずがない。

にもかかわらず,某教授は,「業績を50倍に増やさないといけない」と強く主張される。某氏によれば「5倍の言い間違いだろう」ということなのだが,当の本人から訂正または撤回の言辞は一切ないので,当のご本人は,今でも「業績を50倍に増やさないといけない」と信じておられるのだろうと推測する。その教授の思想・信条の自由は保障されなければならない。

私は,50倍という数字が荒唐無稽であり,言説それ自体として無意味なものであることは当然のこととした上で,数字にこだわり過ぎることがよくないことだと思っている。

クズをどれだけ積み重ねてもそれは屑の山に過ぎない。

それでもかまわないから積み重ねろという趣旨だろうと考え,屑理屈には屑実践で対応するのが最も良いのではないかと思っている。

本当は,真理を示すのに多言は要しない。

ブログにちょっとだけ結論を書くだけで十分に足りるのだ。

結論に対する賛否の多寡は,全く意味をもたない。

真理は真理なので,圧倒的多数の人々がその真理性を否定したとしても,その客観的な真理性が揺らぐことはない。

学術の世界に衆愚制を持ち込むことはどうかと思う。

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