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2017年7月 1日 (土曜日)

米国:連邦政府は,気象変動に関するデータをインターネット上から削除している?

下記の記事が出ている。

The U.S. government is removing scientific data from the internet
ars technica: 1 July, 2017
https://arstechnica.com/video/2017/06/the-u-s-government-is-removing-scientific-data-from-the-internet/

EUではないのでオープンデータ政策との抵触という問題はない。また,連邦政府の政策の変更により,これまでの政策を推進し「ある結論」を誘導させるために必要だったデータがその役割を終えたとみることもできる。

私自身は「CO2温暖化説は誤りである」と主張し続けていた。理論的に成立しない。

気象変動は,もっと別の要因によって説明すべきなのだと考えている。

しかし,学問は自由だ。どのような意見も尊重されるべきだと考える。

それゆえ,それが「CO2温暖化説」を支持するためのデータであるとしても,それ自体としては尊重されるべきだと考える。

しかも,国費を投じて製造されたデータは,国民の共有物であるとも言えるので,そのようなものに対する国民のアクセスは保証されなければならない。

以上のような問題があるが,今後,削除されたデータに代わってどのようなデータが公表されるようになるのかについて非常に興味がある。

自然科学の分野の研究者は,「自分の研究が国家政策の一部であるかもしれない」ということを明確に認識すべきだろう思う。

[追記:2017年7月2日]

関連記事を追加する。

 EPA intends to form “red team” to debate climate science
 ars technica: July 1, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/06/epa-intends-to-form-red-team-to-debate-climate-science/

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