末井誠史「防犯カメラの規制」
下記の論説を読んだ。
防犯カメラの規制
行政法務調査室 末井誠史
レファレンス平成22年7月号3~25頁
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/pdf/071401.pdf
この論説が主要な対象としている警察分野では,問題それ自体が面倒な要素を多数含んでいるのだが,民間分野においても問題が発生することがしばしばあり,ときとして,非常に厄介な事態を招くことがあることにも留意しなければならないことがある。
例えば,異常に監視カメラを設置している近隣の者に苦情を入れたとたんに逆恨みされ,殺人事件や放火事件に発展することがあり得る。監視カメラを異常に設置している者に人格異常等があるというだけでは警察も行政も病院も全く手が出ない。へたに動くと更に面倒な事態に発展することも珍しくない。
このような場合,結局,誰かが被害者になって殺されるような出来事が起きるまで事態が改善されることはない。
社会とは理不尽なものである。
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