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2017年7月23日 (日曜日)

英国:ドローン(無人航空機)に対する法規制を強化?

下記の記事が出ている。

 Drones will have to be registered in UK safety clampdown
 Guardian: 22 July, 2017
 https://www.theguardian.com/technology/2017/jul/22/drones-will-have-to-be-registered-in-uk-safety-clampdown

(余談)

登録制には利点もあるが,深刻な脆弱性もある。

それは,「攻撃者は登録しない」というリスクを常に抱えていることだ。

そして,危険性の度合いは登録の有無とは全く関係がない。

それゆえ,最終的には超厳罰化が不可避と思われる。死刑の導入も必要となることだろう。

一般に,死刑廃止論は,「社会システムの側が個々の犯罪者を統制できる」ということを必須の前提としている。しかし,サイバー攻撃,ドローンによる原発攻撃,生物化学兵器の使用を含め,単なる個人が社会全体を破壊する力をもち得る時代になってしまった以上,上記の前提が完全に壊れてしまっているということを正しく理解する必要がある。

そもそも,組織の構成員ではない者に対しては組織による統制があり得ないという点は一応措くとしても,現代社会においては,1人の個人によって当該の者以外の組織全体が物理的に一挙に破壊可能となってしまっているので,「組織による統制」が成立しない場合があることを前提にものごとを考えなければならない。

論理的な意味において,現代の社会は,トマス・ホッブスが想定したようなデフォルトの状態になってしまっているのだ。

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