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2017年7月 9日 (日曜日)

Asoka

対応しているというよりも一致していると考えて妥当だと思う。

 阿育   読み   明日香

 孔雀   表示   飛鳥

古代において孔雀は「朱雀」として神聖化され,飛鳥としてイメージされていた。

「大雀命」も同様に考えることができる。

現代まで続く姓の中では「佐々木」や「鈴木」の音が「朱雀」の漢音と似ているように思うこともある。

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現代でも日本語と外来語とがごちゃごちゃになった中で生活しており,国語の教科書どおりに話したり書いたりする人は滅多にいない。古代ではもっとそうだったと推定される。梵語だけで読むのではなく,パーリ語やバクトリア語(ソグド語)の音も普通に混在していたと想定して考えてみることも大事だと思う。

事実としての歴史は,現代の言語学者のために存在しているわけがない。

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仏典を通じて阿育王の事跡が伝来し,阿育王の事跡にちなんで,強力な武力による国家統一と仏教(法)による統治の原則をもって,独立国家としての基本体制を構築し,その名をそのまま王都の名としたのであろうと考えられる。

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語呂合わせに過ぎないかもしれないが,「asoka」は「阿蘇我」と書ける。

[追記:2017年7月11日]

『扶桑略記』には,允恭天皇が「遠明日香天皇」と号したとある。また,「大和國高市郡遠明日香宮」,「一云河内國飛鳥宮」ともある。

中国の史書にある「倭王済」と推定する見解が多い。「済」は「百済」に通ずる。

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