William Gibson
ウィリアム・ギブソンのSF小説は,私が書く論説の中でもしばしば引用されるものの1つだ。このブログの中でも何度かとりあげた。
当時はSF小説だったが,現在では事実の一部となりつつある。
ニューヨークタイムズの中でとりあげられていた。
3 Books That Help Make Sense of Cyberwar
New York Times: May 24, 2017
https://www.nytimes.com/2017/05/24/books/review/newsbook-cyber-war.html
この記事は,サイバー戦(Cyberwar)と関連するものだ。
それはそうだろうと思う。
しかし,それ以上に,この記事でとりあげられている「ニューロマンサー」は,人間と人工知能との区別を要しない時代の到来を予告する意味でも重要な作品なのではないかと思う。
全てが「自律的なエージェント(autonomous agents)」というカテゴリで説明可能だからだ。
この自律的なエージェントは,理論的には,サイバネティクス(Cybernetics)に包摂される。
以上の理解は,丹念に書籍を読み重ね,理解する努力を継続している限り,私のような非常に凡庸な人間でも到達可能なレベルの範囲内にある。
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サイバーでクールな語彙の発明者ウィリアム・ギブソンの今
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-bf4a.html
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