尼師今
「錦」のことではないかと思う。
もとは「王」を意味したかもしれないが,後に,王が身にまとう豪華な織物のことを指すように意味が転じてしまったのかもしれない。錦織は,王に献上する錦を織る部民だったのだろうか。
「近江」の「近」は「今」の隠し字のようなものかもしれない。
「主」の訓音である「ぬし」も,意外とここらへんにルーツがあるかもしれない(←朝鮮半起源の音であるという意味ではない。)。
ちなみに,「昔」は,日本の「席」や「関」と同じではないかと思う。
兵庫県には「関宮」の地名が残る。
「滋賀」の古音も「昔」の古音に近いものだったかもしれない。
「新羅」を「しらき」と訓読みする場合のように「き」を末尾に補う例について,普通の見解では,「城(き)」,「鬼(き)」,「来(き)」を意味するものだと解する見解が多い。しかし,末尾の「今」の例を考えると,別の意味をもち得るという推理が整理可能であるということを示唆している。
例えば,「公達」の「公」は,なぜか「きん」と読む。
「龍」は丹波(但馬)の「籠」を指すのであろう。要するに,「宮津」のことだ。
但馬は「天之日矛(天日槍)」と縁がある。
このように考えれば,全て一貫した説明が可能となる。
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