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2017年5月15日 (月曜日)

米国:情報セキュリティ専門家に支払う報酬が安すぎる?

下記の記事が出ている。

 Federal Agencies Pay Cyber Security Personnel $7,000 Less Than the Private Sector
 eSecurity Planet: May 12, 2017
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/federal-agencies-pay-cyber-security-personnel-7000-less-than-the-private-sector.html

なかなか難しい問題だと思う。

理論的には,優秀な人材を1日だけ雇う報酬額が事務次官の年収よりも高くても一向に差支えないと考えるのだが,現実には,「誰が優秀な人材なのか?」に関する正しい情報が政府内で流通していないので,結局,知り合いの誰かを頼むことになり,「お友達だけが濡れ手の粟のようにして儲ける」という結果になりがちだ。

理想論的な解決策としては,真の愛国者を育てるという方法が(理論的には)あり得る。しかし,そのためには,国の指導者が立派でなければならない。理屈だけ立派でも指導者がどうしようもない者である場合,愛国ではなく憂国が蔓延することになる。そして,これまでかつて立派な指導者が存在したことはただの一度もない(←伝記作家のおかげで幻想は漂い続けているかもしれない。しかし,それはフィクションの一種だ。)。現実には,聖人君子などどこにも存在しない。また,聖人君子では,現在のシビアな世界を生き抜くことなどできない。

というわけで,必要な予算措置を講じた上で,民間の上級専門職よりはやや高い報酬を支払い,かつ,勤務評価を厳格化するという方法しかないのではないかと思う。

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