AlphaGo AI
下記の記事が出ている。
World's best Go player flummoxed by Google’s ‘godlike’ AlphaGo AI
Guardian: 23 May, 2017
https://www.theguardian.com/technology/2017/may/23/alphago-google-ai-beats-ke-jie-china-go
いつも書くことだが,公平でないので,記録として残すべきではないと考える。
一人の人間を,多数のロボットが寄ってたかってリンチしている情景以外の何ものでもない。
(余談)
昨日,某雑誌のインタビュー記事を読んでいたら,某大学の某先生が「現在のAIは2歳児程度」と説明したとの趣旨の記述があった。記者がまとめたものなので,その某先生が本当にそのように述べたのかどうかはわからない。
私が考えるには,ヒューマノイドというものを前提にAIの知能レベルを考えるのは完全にやめにすべきだ。
制御可能な機械装置であることを必須の要件とする産業用ロボットは人間に貢献するために存在していると言い得る。しかし,該当し得る全ての要素を含む集合としての「人工知能(AI)」を考えた場合,最小限の要素の定義として「制御可能」も「機械装置」も「人間に貢献」も全て無視される。
私は,人類を滅ぼしてしまうかもしれない「リヴァイアサン」の知的能力または知的特性を考察するのが妥当だと考えている。
リヴァイアサンは人間のために存在しているわけではないので,ヒューマノイドに対して牧歌的に期待されているような人間性という要素は全て無視される。その意味で,人間と同じという意味での知的能力は2歳以下かもしれない。しかし,支配し,強制し,制裁を加え,必要に応じてジェノサイドしてしまうための戦略と戦術を練り,準備し,実施し,そして,その結果を検証する能力においては,どの人間よりもはるかに勝る存在であることは疑いようがない。
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