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2017年4月15日 (土曜日)

Linuxのバグに対する無関心が深刻な脅威となっている?

下記の記事が出ている。

 Big Linux bug, low security concerns
 ZDNet: April 14, 2017
 http://www.zdnet.com/article/real-linux-bug-false-security-concerns/

全てのユーザに対して「関心をもて」と言っても,それは土台無理な話だ。あり得ない。

それゆえ,製造・販売会社は,常に,無過失で全ての法的責任を負うという世界を構築するしかない。それがいやなのであれば,一定レベル以上の専門知識と技能のある者だけに販売するというのが良いと思う。

庶民向けの技術であるとは到底思えない。

自動操縦自動車のようなものでも同じで,そのユーザに対しては一切期待しないというのが原則だ。ロボットが操縦するタクシーのようなものだと思えば理解しやすい。タクシーの乗客は,運転の安全性や自動車それ自体の安全性に対して(積極的な妨害行為のような場合を除き)基本的に一切の責任を負わない。ユーザは,単なる乗客に過ぎないので,運送業務の提供者がその法的責任を負う。ゆえに,自動操縦自動車の製造・販売者は,常に,全責任を負うものとしなければならない。それがいやなのであれば,そのような自動操縦自動車を販売・提供しないことだ。

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