ボルゲス先生からの郵便物
本日は,ちょっと雑用があり,大学に出た。郵便ボックスに行ってみると,ボルゲス先生から大型の郵便物が届いていた。開封してみると,過日の会合の際の会食の御礼状と書籍が入っていた。下記の書籍だった。
Georg Borges
Verträge im elektronischen Geschäftsverkehr: Vertragsabschluß, Beweis, Form, Lokalisierung, anwendbares Recht
Nomos (2008)
ISBN 978-3-8329-2803-2
http://www.nomos-shop.de/Borges-Vertr%C3%A4ge-elektronischen-Gesch%C3%A4ftsverkehr/productview.aspx?product=9677
1000頁以上もある大作で,電子契約に関する法律問題について網羅的に検討した結果がぎっしりと書かれている。ドイツ語なので,辞書をひきひきではあるが,少し読んでみた。
内容的には,インターネット上での電子契約を主体とする問題について述べている部分が多い。このような検討を踏まえた上で,ロボットの法人格の問題へと検討が進んだのだろうと思う。インターネット上での自動処理,そして,それを支える技術の進歩とりわけ人工知能技術の応用という流れを素直にとらえれば,法解釈論として当然検討されるべき事柄が順に全て検討されている。
素晴らしい力作だと思う。
ボルゲス先生には他にも最近の著作があるので,購入して読んでみようと思った。
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