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2017年1月27日 (金曜日)

米国におけるロボットへの投資は人々をより幸福にするか,についての議論

下記の記事が出ている。

 How to Make America’s Robots Great Again
 New York Times: January 25, 2017
 https://www.nytimes.com/2017/01/25/technology/personaltech/how-to-make-americas-robots-great-again.html

もしこのまま進むとすれば,究極的には,「労働者」という名でよばれている人々が物理的に消滅してしまうことは間違いないだろうと考える。

しかし,そうなる前に,かなり巨大な社会不安が世界の主要各国で発生し,世界規模で無政府状態が蔓延する危険性がある。そのような状況下では、「金」も「地位」も「権力」も「法」も「正義」も単なる観念と化し,物理的な実力の差のみによって全てが決せられることになるだろう。現在では犯罪者とされているマフィアのような組織がローカルな統治者となり,日々抗争を繰り返すような世界となる可能性が高い。

「戦国時代」とは,実は,そういう時代のことを指す。「勝てば官軍」なので,元は盗賊の首領であっても,勝ち残れば皇帝となる。例えば,中国の歴史はそれを繰り返してきた。

中国における魏晋南北朝の時代の諸国がどのようにして滅んだのかを知ることは,かなり有意義なことだと思う。

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