autonomous
昨日,来日中のザールラント大学のボルゲス教授と意見交換をした。
http://www.uni-saarland.de/lehrstuhl/borges/borges.html
昨年の情報ネットワーク法学会でその講演を聴講し,ドイツでの立法動向について質問したのだが,重ねて同じ質問をしてみたところ,やはり全く変わりがないとのことだった。
それと関連していろいろと意見交換をした。結局は,「autonomous」ということを理解していない,または,理解しようとしない法学者や議員が多いというあたりにその原因があるのではないかという点で意見の一致をみた。
「autonomous」については,先日採択された欧州議会の報告書でも明確に書かれていることで,読めば誰にでも理解できるはずなのだが・・・
それはさておき,ボルゲス先生との意見交換のテーマは多岐にわたり,非常に意義深い会談だった。
私がドイツ語会話に堪能であればもっとつっこんだ議論ができたかもしれない。しかし,たどたどしい英語会話しかできないし,発音はまるきりでたらめなので,ボルゲス先生は聴き取るのに苦労したのではないかと思う(笑)
「autonomous」が法学理論に与える影響に関しては,私なりの考えをもっている。
考えた結果を小さな論文にまとめた。再校を終えたので,2月か3月には刊行されるのではないかと思う。
なお,関連する記事として,下記の記事が出ている。
Modern warfare: Death-dealing drones and ... illegal parking?
CIO: January 18, 2017
http://www.cio.com/article/3158835/robots/modern-warfare-death-dealing-drones-and-illegal-parking.html
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