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2016年12月24日 (土曜日)

Vincent C. Müller (Ed.), Fundamental Issues of Artificial Intelligence

下記の書籍が届いたので,早速,目次をパラパラとめくり,めぼしい論文を何本かざっと読んだ。

 Vincent C. Müller (Ed.)
 Fundamental Issues of Artificial Intelligence
 Springer (2016)
 ISBN-13: 978-3319264837
 http://www.springer.com/us/book/9783319264837

その中にCarlos Herrena and Ricardo Sanzの「Heideggerian AI and Being of Robots」という論文があり,これはちゃんと読んでみた。

あまり新味はない。

ハイデッガー流というのかどうかはわからないが,要するに,本来のロボット(サイバネティクス)と同じことを言っているのではないかと思う。

とは言っても,産業用ロボット(Robotics)しか理解できない人々には死ぬまで理解されることはないだろう。

ハイデッガーの専売特許と言われるとかなり違和感があるけれども,こういう考え方が必ずしも少数派でないということは面白い。

ただし,私見としては,サイバネティクス(cybernetics)という概念だけで足りると考えている。

誰にも理解されないかもしれないけれども,理解しようとしない人を説得してみても乏しい人生の時間を無駄に使うことになるだけなので,唯我独尊的に自分の思索を続けようと思う。

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