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2016年12月 8日 (木曜日)

米国:スタンガンのような電子的な武器を所持することは米国連邦憲法上の人権に含まれるか,に関する議論

下記の記事が出ている。

 New York law banning right to bear “electronic” arms faces lawsuit
 ars technica: December 2, 2016
 http://arstechnica.com/tech-policy/2016/12/new-york-law-banning-right-to-bear-electronic-arms-faces-lawsuit/

通常の市販されているスタンガンを電子機器類に対して用いると,破壊される機器の種類や用途によっては,かなり強力な破壊兵器となる。

人間が装着している心臓ペースメーカーに対して用いると,それを破壊し,装着している者を死亡させることができるので,かなり強力な武器となる。

しかし,米国では,ピストル等の銃砲を所持して自己の安全を確保することが基本的人権の一種とされている(=正当防衛のために攻撃者を殺すことは米国民の自己の基本的人権に基づく権利の行使として考えることになる。)。

それゆえ,ピストル等の銃砲と比較して破壊力が格段に高いとは言えないスタンガン等の電子的な武器(兵器)を違法なものとするための法的根拠が問われることになる。

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