米国:電子的な医療機器類に対するハッキング等のサイバー攻撃が続いているため,FDAが新たなガイドラインを公表
下記の記事が出ている。
Medical device cyber-safety rules issued by US watchdog
BBC: 29 December, 2016
http://www.bbc.com/news/technology-38458864
ガイドラインは,下記のところにある。
Postmarket Management of Cybersecurity in Medical Devices: Guidance for Industry and Food and Drug Administration Staff
Document issued on December 28, 2016
http://www.fda.gov/downloads/MedicalDevices/DeviceRegulationandGuidance/
GuidanceDocuments/UCM482022.pdf
医療機関の検査装置等は非常に高額なものが多いので,その交換・修理等のためにかなり思い切った税制上の優遇措置を挿入しないと,改善を期待することは難しい。その結果,ほとんど証拠が残らない方法で患者が医療関係者が殺されるような事態が起きるかもしれない(実際には既に発生していると推定されるが,たいていの場合には,捜査官にそのような発想が全くなく,普通の医療過誤事件等として処理されてしまう。その結果,真相が明らかになることはない。)。
また,旧式の心臓ペースメーカーの交換には新型危機類の価格が必ずしも安価ではなく,しかも,高度な手術を要するので,その交換手術のためにも何らかの財政的支援策を講じないと,旧式の心臓ペースメーカーの交換は進まない。その結果,旧式の心臓ペースメーカをハックし,リモートで操作して実行されるフィジカルなランサム攻撃すなわち生命を人質にとった恐喝が横行する危険性や原因不明の突然死事件が多発するといった事態が起きるかもしれない(実際には既に発生していると推定されるが,たいていの場合には,捜査官にそのような発想が全くなく,リモートで違法に操作された可能性が見落とされてしまう。その結果,真相が明らかになることはない。)。
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