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2016年11月15日 (火曜日)

ジェネリックな手法に基づく再利用可能な法情報オントロジー

下記の書籍の51頁に第4章には「Legal Ontologies in ICT and Law」と題する論説が収録されている。

 Irene Maria Portela and Maria Manuela Cruz-Cunha (eds.)
Information Communication Technology Law, Protection and Access Rights: Global Approaches and Issues
 Inforomation Science Reference (2010)
 ISBN-13: 978-1615209750

論文の著者はいずれもポーランド(Poznan経済大学)の研究者で,もう5年以上も前に書かれたものだ。

オントロジーを含め,意味論と関連せざるを得ない情報科学上の課題に関しては私なりの意見もあるが,それは一応措くとして,「法情報データベース構築のための研究は既に過去のものだ」と諦めかけている研究者にとってはやや刺激になるものではないかと思った。

手法は手法なので様々な考え方ややり方があり得る。

世界的な視野でながめわたしてみると,まだまだ確立されているとは言えない。

そもそもデータ化されていない物理的な媒体に記録されているだけの資料のほうが圧倒的に多い。

そうやっている間に「人工知能」を詐称するインチキシステムのようなものもぼつぼつと出てきているように思う。

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