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2016年11月20日 (日曜日)

Facebookの「news feed」は米国の法律に定める「news」ではない?

下記の記事が出ている。

 It’s time to get rid of the Facebook “news feed,” because it’s not news
 ars technica: November 19, 2016
 http://arstechnica.com/staff/2016/11/its-time-to-get-rid-of-the-facebook-news-feed-because-its-not-news/

[追記:2016年11月21日]

関連記事を追加する。

 Mark Zuckerberg on Facebook’s fake news: We’re working on it
 ars technica: November 21, 2016
 http://arstechnica.com/tech-policy/2016/11/mark-zuckerberg-on-facebooks-fake-news-were-working-on-it/

 Facebook announces new push against fake news after Obama comments
 Guardian: 19 November, 2016
 https://www.theguardian.com/technology/2016/nov/19/facebook-fake-news-mark-zuckerberg

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コメント

江藤貴紀さん

ソースの問題は難しいです。

1次資料(ソース)に可能な限り網羅的にあたって精密に検討してみるというのが本来の学問の基本で,「大学等で理論を学べばそれだけで大丈夫」みないな姿勢は,本当に馬鹿な人々しか採用しないものです。本当に頭の悪い人々は,『**理論』の信者となってその伝道師みたいな人生を送ることしかできなくなってしまいます。自分の頭で考えること(=人間の尊厳)を自ら放棄してしまった人生と言えるでしょう。

しかし,演繹法の時代は終わったというべきでしょう。帰納法によるべきです。

演繹法に頼る限り,「閉じた系」の中での組み合わせ問題しかないので,計算速度の速い者が必ず勝つようになっています。

帰納法による場合,土俵が全く異なることがしばしばあるので,そもそも勝負の問題になりませんが,総体的には,より優れた土俵のほうが次第に世界規模での占有率を高めることになります。ただし,あくまでも相対的なものです。これが「学問の自由」の本質だと考えています。ですので,帰納法を駆使するだけのパワーと知力のない者には「学問の自由」という快楽を味わうことのできる人生は到来しません。

ビッグデータは,それを自動的にやれないかという試みの1つとして考えることもできますが,それは,現段階では全く無理です。帰納法にみせかけた演繹法の応用がはびこっていて,いわゆるビッグデータ解析なるものの大半がそうです。

ちなみに,ダジャレですが(笑),調味料の「ソース」でもそのソース(原材料)の安全性を確認することは非常に難しいことです。世間には偽ソースが大量に出回っています。日本人は何を食わされているのかわかったものではありません。

投稿: 夏井高人 | 2016年12月30日 (金曜日) 07時19分

夏井高人さま

以下のようにnewsソースが出て、それが出典として世間に企業の評判が出回っていたというのは、つい最近しったのですが、

https://ja.wikipedia.org/wiki/Google#cite_note-24
http://toyokeizai.net/articles/-/73058

むしろ「遺伝子的な何らかの問題」がある方が、生存能力が高い気がしてきました。

クレジットを抜きにしてでも自分のミーム(か何か)が増殖するのが嬉しいという場合は、別段きにする話でもないと思いますが。

投稿: 江藤貴紀 | 2016年12月30日 (金曜日) 01時14分

江藤貴紀さん

先行業績に対して敬意をもつことができない人々は・・・「遺伝子に何らかの問題があって精神的に正常に機能することができないという意味である種の能力を客観的に欠いているので,けしからん行為として批判することもできないのではないか」と最近思うようになってきました。近年の遺伝子研究等によってそのような理解をどうやら根拠けることができそうな感じです。

この点でも意思理論に基づく現在の法哲学の体系は崩壊し続けているようです。

投稿: 夏井高人 | 2016年11月25日 (金曜日) 02時24分

夏井高人さま

以下のリンクと直に関係するわけではないですが、世の中ではいろんな意味で「チート」のニュースが蔓延りってますね。

http://www.asahi.com/articles/ASJCQ5QVKJCQUTIL05W.html

先行業績を無視して、公的機関が情報を公開した日に、明らかに参照したフレームと結果を無視して、ニュースだと騒いだと騒ぐよりは、たいしてニュースではないニュースをニュースらしく書くような立場になるよりは、まだ「ニュースでない世界」で仕事をした方が(成功・失敗についてはともかく)楽しい人生を送れると思うんですが。

投稿: 江藤貴紀 | 2016年11月24日 (木曜日) 23時49分

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