EU:モノのインターネット(IoT)及び電気通信のセキュリティに関する新たな規則の制定を検討
下記の記事が出ている。
Commission plans cybersecurity rules for internet-connected machines
EurActiv: 5 October, 2016
https://www.euractiv.com/section/innovation-industry/news/commission-plans-cybersecurity-rules-for-internet-connected-machines/
Europe to Push New Security Rules Amid IoT Mess
Krebs on Security: October 8, 2016
https://krebsonsecurity.com/2016/10/europe-to-push-new-security-rules-amid-iot-mess/
(余談)
スマートシティを含め,広域のIoTネットワークは,それ自体としてロボット(サイバネティクス)の一種であると理解することができる。
EUの規則がどのようなものになるのかについては不透明な部分が多い。しかし,ネットワークがTCP/IPを基礎とするものである限り,日本国のIoTネットワークもどこかでEUのネットワークにつながっているわけで,法適用の面でEUの法制を無視することは不可能だと考える。
国家の基本政策というものは,そのような観点も踏まえた上で形成されなければならない。
しかし,政策決定に影響を与え得る人々をながめてみると,信頼でき,能力もある人は少数派であるのに対し,まともなことは何も考えることのできず,法情報の素養はゼロに近く,バランス感覚もなく,情報セキュリティ基本法(欧州ではNIS指令が相当)の存在も全く知らず,イノベーション教の教徒のような人々がめだつようで,日本国民の一員である私としては非常に悲しい気分となる。
日本の未来は本当に暗い。
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