導入された人工知能システムの知的レベルの高さを争うOracle対Salesforceの競争激化?
下記の記事が出ている。
Oracle vs. Salesforce on AI: What to expect when
ZDNet: September 21, 2016
http://www.zdnet.com/article/oracle-vs-salesforce-on-ai-what-to-expect-when/
私は,開発者であるエンジニアの知性のレベルに正比例するという理屈を随分以前に述べ,現在でもそれを維持している。
(余談)
2016年4月に制定された一般個人データ保護規則では,自動的なプロファイリングによるデータ主体の人格的側面の自動評価が行われる場合,データ主体がそれを拒絶して人間による評価を要求する権利を定めている。人工知能による自動的な判定は,この自動的なプロファイリングに当然に含まれると解される。
つまり,企業がこのようなシステムを導入しても,人件費削減効果を期待してはならない。仮に顧客の全員が拒絶及び人間による評価を求める権利を行使した場合であっても適正に対応できるよう,常に,十分な数の従業者を雇用し続けなければならない。
EUの構成国以外の諸国(第三国及び国際機関)にあっても,上記の権利の保証をすることができない場合には,EUの構成国との間で個人データの移転をすることができない。
この点に関しては,法と情報雑誌第3号で詳論した。
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