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2016年7月 1日 (金曜日)

朝鮮文化研究所編『韓国出土木簡の世界』

下記の書籍を読んだ。

 朝鮮文化研究所編
 韓国出土木簡の世界
 雄山閣(2007/3/30)
 ISBN-13: 978-4639019718

大いに勉強になった。

木簡を通じて,当時の朝鮮半島の人々の植物に対する考え方が見えてくるような気がする。当時の植生等もほぼ再現可能だろう。それによって,建築だけではなく生活用品等の原料を推定することもでき,木材の特性から,可能なことと不可能なこととを分類することが可能なので,可能な文化様式と不可能な文化様式とを分けて考察することも可能となる。「たかが草だ」とバカにしてはならない。

ただ,本書の発行年が2007年で,検討対象資料もやや古いので,最新の研究論文等を更に渉猟中。

(余談)

小倉百人一首は小倉山にちなむものだということが知られているが,この「小倉」と「小椋」は同じものだろうと考えられる。なかなか意味深なことだ。

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