気分は既に戦争?
下記の記事が出ている。
日本海上で「不明機接近」=ロシア
時事通信:2016年5月22日
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052200203&g
矢作俊彦・大友克洋『気分はもう戦争』(1982)という作品があり,かつて愛読したものだった。これは芸術作品の一種だ。しかし,リアルに,気分は既に戦争となっているような感じがする。
公海の範囲の認識についての重大な齟齬が国際的に厳然として存在している以上,また,「実効支配」は実力によって作り出されるものである以上,必然的な結果とも言える。
この場面でも,観念的な理知主義は機能せず,その有用性を喪失してしまう。
戦時と平時が常に共存する状況の下においては,不可避な事態だと考えるしかない。
| 固定リンク
コメント