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2016年5月27日 (金曜日)

痛みを感じることのできるロボット?

下記の記事が出ている。

 Researchers teach robots to 'feel pain'
 BBC: 26 May, 2016
 http://www.bbc.com/news/technology-36387563

そもそも「感性」の本質についてよく考えてみる必要がある。

ある一群の反応のクラス(フレーム)を示すシンボル(符号)の一種として痛み等々の語が存在するという前提に立脚すれば,感性を記述することは可能だろうと思う。記述可能なものはロボットに組み込むことができる。

しかし,そもそも人間は語について共通理解をもつことはなく,共感することもできず,結果的に誰も「完全な会話」や「完全な意思疎通」を成立させることができない孤立した個体の集団だという前提にたつと,全く別の世界を描くことができる。

要するに,そもそもの大前提をどうとらえるかが大事で,そこらへんのことを曖昧なままにしているので,どうにも奇妙なことが発生するのだろうと推定している。曖昧にしている原因の一つとして,「『旧約聖書』の「創世記」にある記述は正しい」という大前提を決して動かさないという信念のようなものがあるのではないかと疑っている。

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