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2016年4月 8日 (金曜日)

Bio-pen - 三次元プリンティング(3D printing)による幹細胞手術の時代到来?

下記の記事が出ている。

 3D printing BioPen lets surgeons draw with stem cells
 Mashable: 6 April, 2016
 http://mashable.com/2016/04/06/3d-printing-stem-cells/

理論的には任意の遺伝子配列を3次元印刷できるはずなので,汎用幹細胞の増殖というような非常に迂遠な方法によってではなく,直接に任意の遺伝子をもった細胞を形成してしまう技術のほうが優勢になると考えられる。

そして,非常に近い将来,生物と非生物,人類と人類以外の生物とを分ける境界は曖昧なものとなり,そして,消失することになるだろう。

境界があいまいなものとなり,あるいは,消失してしまうと,人類だけが享受者であるという意味での「人権」の概念それ自体が無意味化するので,「人権はない」という前提で全ての法哲学を構築しなければならなくなる。

そういうことを想定してサイバネティクス法学は構築されなければならない。

やならければならないことが多すぎる・・・

(余談)

大学の講義等では何年か前からこういうことを述べていたのだが,理解できた学生がどれだけいたことか・・・

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