古墳の埴輪の奇妙な冠の中には唐に滅ぼされた高昌国由来のものがあるのではないか?
日本の古墳から発掘される埴輪の頭部にある冠の中にはかなり奇妙な形状のものが多数ある。
スキタイ系のものだろうと推定し,ずっと調べ続けている。
三本角のようなものなどについては,どうも西域との関連があるのではないかと考えるようになってきた。
柏孜克里克千佛洞(ベゼクリク千仏洞)の王侯貴族圖を見ていると,ますますそのように思う。
貴重書で綴るシルクロード
トゥルファンの仏教信仰:ベゼクリク千仏洞
http://dsr.nii.ac.jp/rarebook/01/
この図は,国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクトの『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブに「Die Buddhistische Spätantike in Mittelasien : vol.3 / 89 ページ (0.084) 」として収録されている。
古代における外国には謎の部分がある。
しかし,ちょっと間違うと,高昌国と同じように唐に滅ぼされ,誰も生き残らなかった可能性はあったと考える。
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