Yahooの従業員が,労働法違反であるとして提訴-深刻な労働争議?
下記の記事が出ている。
A Yahoo Employee-Ranking System Is Challenged in Court
New York Times: February, 2016
http://www.nytimes.com/2016/02/02/technology/yahoo-employee-ranking-system-lawsuit.html
類似の例は多数あるが,要するに,従業員(労働者)に対する賃金の支払を単なるコストとしてしか理解できない頭脳の者が経営者になると,大概の場合,その企業は崩壊する。世界的な組織でも同じなのだが主流はコスト主義者ばかりなので,世界経済もいずれ破綻する。経営思想それ自体が経営陣の利益(のみ)を眼中においたものなので根本から腐っているのだ。
従業員(労働者)も人間だ。共に栄えるような哲学をもたなければ,仮に短期的な利益を得ることができたとしても,すぐにビジネスモデルが崩壊して荒野だけが残る。
要するに,現代の経営の主流は,全てを食い荒らして崩壊させてしまうイナゴの群れのようなもので,人類全体にとってはかなり有害なものだと考えるしかない。
なお,これは,国家体制や国家思想の問題ではない。共産主義や社会主義の国家体制をとっているところでも,ごく少数の者だけが贅沢をし,その他の国民は奴婢よりもひどいというところがいくらでもある。
要するに,指導者や経営者の哲学や人間観の問題だと考える。
[追記:2016年2月3日]
関連記事を追加する。
Yahoo sued over employee rankings, alleged anti-male discrimination
ars technica: February, 2016
http://arstechnica.com/tech-policy/2016/02/yahoo-sued-over-employee-rankings-anti-male-discrimination/
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