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2016年2月12日 (金曜日)

ネアンデルタール人の遺伝子が喫煙嗜好などに影響を与えている?

下記の記事が出ている。

 Neanderthal DNA can influence everything from your skin to your cigarette habit
 Verge: February 11, 2016
 http://www.theverge.com/2016/2/11/10966912/neanderthal-dna-influence-skin-nicotine

この見解の当否を判断する能力は持ち合わせていないが,仮に正しいとした場合,喫煙嗜好は遺伝子が命じるものであり自由意思によって制御できるものではないので,嫌煙権運動や喫煙禁止法令等は全て重大な差別行為として人権侵害になると解するしかないように思う。

また,遺伝子で決定されていることを無理にやめさせようとする医師の医療行為は,無理を強いることになり,ストレスが高まる結果,患者の生命・身体に深刻な打撃を与えることとなり得る。つまり,禁煙を指導する医師は,業務上過失致死傷罪に問われ得るということにもなる。今日,持続的かつ高度なストレスが発がんに大きな影響を与えている可能性については,ほぼ肯定されつつあると考える。

ただ,遺伝子研究はまだまだ仮説だらけの段階なので,確定的なことは何も言えない。

賢明な選択としては,仮説が正しいことを一応考慮に入れ,遺伝子によって決定されていそうな事柄については,医師は,何もせず,何も発言しないで日和見に徹底するというのが妥当ということになるだろう。

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