嗜好特性を指紋的に探知して行う個人識別?
下記の記事が出ている。
Brainprints hit 100% accuracy at identity verification
Naked Security: 5 February, 2016
https://nakedsecurity.sophos.com/2016/02/05/brainprints-hit-100-accuracy-at-identity-verification/
このような探知が一定程度の確率で実行可能だとすれば,世界の大半の人々を洗脳・誘導することも可能だということを意味する。
全ての人間について「自由意思がある」ということを大前提とする法学は廃棄し,「自由意思はない」ということを大前提とする学問を樹立しなければならない。
「意思理論」に代えて「反応理論」とし,「行為」に代えて「処理」とし,「規範」に代えて「コントロールプログラム」とすればうまく理論構成することができる。
この場合,人間とロボットの間には何らの差異もない。人間とロボットに適用されるコントロールプログラムの差異は,本質的な相違を有するものではなく,小型自動車と大型自動車に適用される法令の差異と同じような意味での属性値の相違程度のものへと変化することになる。
また,「人間の尊厳」という概念は消滅する。
「人間の尊厳」を否定したくないのであれば,私見である「デジタル情報化されない権利」という思想に従わなければならない。
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