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2016年2月 3日 (水曜日)

安斎正人『気候変動の考古学』

下記の書籍を読んだ。

 安斎正人
 気候変動の考古学
 同成社(2012)
 ISBN-13: 978-4886216748
 http://homepage3.nifty.com/douseisha/kouko/souronn/souronn.html#climate

本書は,2つの部分から構成されており,前半は,紀元前の約2万年間にわたる気象変動とそれによる土器文化の変化との関連について述べるもので,後半は,主として女性型の土偶等と性文化の歴史について述べるものだ。最後に付章として動物種としての人類の歴史に関する小論がある。概ね3種類の内容を論文を合体した書籍ということができる。

現在から過去2000年くらいの間の気象変動について記述がないかと期待して購入したのだが,残念ながらほとんど触れられていない。時代的には石器時代の気象変動に主眼が置かれている。

最近,類書も多数読んでいる。

大規模な気象変動に伴い,人類の遠距離移動が生じ,それによって衝突や殺し合いも発生し,あるいは,集団がまるごと絶滅してしまうということが繰り返されてきたのに違いない。

詳細に書かれている書物はないものかと更に探索継続中。

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