香芝市二上山博物館友の会ふたかみ史遊会編『邪馬台国時代の関東と近畿-ヤマト・東海からの「東征」と「移住」はあったのか』
下記の書籍が届いたので読んだ。
香芝市二上山博物館友の会ふたかみ史遊会編
邪馬台国時代の関東と近畿-ヤマト・東海からの「東征」と「移住」はあったのか
青垣出版(2015/12/10)
ISBN-13: 978-4434212246
本書は,2013年7月14日~15日に開催された「ふたかみ邪馬台国シンポジウム13」の講演とシンポジウムを文字化して記録したものとのことだ。
講演内容はどれも素晴らしく,とても勉強になった。
東海~関東を中心とする様々な課題をとりあげたものなのだが,当然のことながら,近畿との関連(文化的影響)についてもそれぞれの論者の立場で詳しく論じられている。特に石野博信氏の講演は興味深いもので,纏向遺跡の政治的位置づけについて賛同できる部分が多いと思った。
考古学の世界はまさに日々書き換えられつつあるような状況で,勉強を怠るとおいてきぼりを食ってしまいそうだ。更に勉強を重ねようと思う。
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