深圳博物館・随州市博物館編『禮樂漢東-湖北随州出土周代青銅器精華』
下記の書籍を読んだ。正確には,図録なので,写真を鑑賞し,その説明文を読んだ。
深圳博物館・随州市博物館編
禮樂漢東-湖北随州出土周代青銅器精華
文物出版社(2012/8)
ISBN 9787501035304
すばらしい青銅器ばかりだ。
殷(商)の三公・鄂侯のものとされる安居羊子山墓地出土の青銅器,西周・曾國のものとされる浙河葉家山墓地等出土の青銅器等が年代順に掲載されている。
何度も見て思ったのだが,ハルシュタット期とラテーヌ期のケルト文化との共通点が非常に多い。
古代の中国と古代の欧州とを別のものとは考えず,連続したものであるか,または,何らかのかたちでの密接な関連を有するものとして考えるほうが合理的かつ生産的なのではないかと思う。
「鄂」の音と「Celt」の音も何となく似ているような感じがする。
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