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2016年1月12日 (火曜日)

夏井高人「サイバー犯罪の研究(八)」

下記の論説を掲載した雑誌が届いた。2015年2月29日発行となっている。

 夏井高人
 サイバー犯罪の研究(八)-電子的な横領及び類似行為に関する事例検討-
 法律論叢88巻2・3号1~49頁

この雑誌は,明治大学法学部事務室で購入することができる。

なお,目次構成は,下記のとおり。

1 はじめに
2 電子的な横領と背任
 2.1 理論的な検討
  2.1.1 電子的なトークンとその侵害行為
  2.1.2 財産罪としての基本類型
  2.1.3 横領罪と背任罪
  2.1.4 利益横領行為の理解
 2.2 裁判例
  2.2.1 電子計算機使用詐欺罪における「虚偽の情報」の意義
  2.2.2 電子計算機使用詐欺罪と背任罪との関係
  2.2.3 電子計算機使用詐欺罪と背任罪が混在する事例
 3 電子装置を用いた料金徴収業務の阻害
  3.1 理論的な検討
  3.2 裁判例
   3.2.1 電子計算機使用詐欺罪
   3.2.2 電磁的記録不正作出、同供用罪
  3.3 罪数
 4 加害目的での背任罪と電子計算機損壊等業務妨害罪の罪数
  4.1 理論的な検討
  4.2 裁判例
  4.3 罪数
 5 まとめ

[追記:2016年3月11日]

M氏から,30頁の4~5行に誤りがあるとのご指摘を受けた。ありがたい。

校正漏れだと思う。下記のとおりなので,とりあえずこのブログで正誤を告知し,次の連載で正式に正誤を掲載したいと思う。

 正 「電子計算機損壊等業務妨害罪」

 誤 「電子計算機使用詐欺罪」

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