Jacqueline Lipton, Rethinking Cyberlaw - A New Vision for Internet Law
昨年,下記の書籍を購入し,昨年中に読んだ。
Jacqueline Lipton
Rethinking Cyberlaw - A New Vision for Internet Law
Edward Elgar Pub (2015/4)
ISBN-13: 978-1781002179
インターネット上のプライバシー保護及び誹謗中傷等による個人の被害に焦点を当て,現在の法的課題は何かを明らかにし,サイバー法としてのフィールドを明確にするという点では参考になる書籍だと思った。日本の類書では触れられていない論点が多数提示されており,若い研究者にとっては役にたつかもしれない。
しかし,私個人の感想としては,かなり食い足りない。掘り下げが甘いのだろうと思う。
また,サイバー法の将来像としてもかなり陳腐だと思う。
私自身の中にある基本方針が私以外の世界中の誰にもないもので,今後もこの基本方針に基づき自信をもって進めるべきものだということを再確認することのできた1冊だった。
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