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2016年1月23日 (土曜日)

中国・遼寧省の水深約60メートルの海底遺跡-秦の始皇帝の宮殿か?

下記の記事が出ている。

 Submerged Ruins May Be the Seaside Palace of the First Emperor of China
 Ancient Origin: January 21, 2016
 http://www.ancient-origins.net/news-history-archaeology/submerged-ruins-may-be-seaside-palace-first-emperor-china-005215

発見されたのは人工的に構成された石材だけなので,今後更に研究が進められることになるだろうと思う。

それにしても水深約60メートルとは驚きだ。

氷河期ならば現時点よりも100メートルくらい海水面が低かったと推定されているから,現時点よりも60メートル低い場所も陸上だったと推定することができる。

しかし,秦始皇帝の時代はそうではない。

考えられる仮説としては,大規模地震によって,相当広域に60~80メートルくらい地盤沈下が発生したということになるだろう。沖積平野においては,基本的には水分を大量に含んだ泥の上に一見乾いているようにみえる土壌が乗っかっているような状態なので,その上に重量のある人口構築物を造営すると,大地震等の際に水平方向及び垂直方向の大規模地すべり的な現象が発生し,全体として沈降・埋没してしまうということがあり得る。

現在の世界中の大都市が大半がそのような状態になっているので,巨大地震が発生すると都市がまるごと全部,巨大な地盤流動化に飲み込まれ沈降・埋没するというようなことが絶対にないとは言えないのではないかと考えている。

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