« 最初期のコーラン? | トップページ | 滝沢誠『古墳時代の軍事組織と政治構造』 »

2015年12月24日 (木曜日)

ホエーリング攻撃が増加?

下記の記事が出ている。

 Over Half of Firms Report Spike in Whaling Attacks
 infoSecurity: 23 December, 2015
 http://www.infosecurity-magazine.com/news/over-half-firms-report-spike/

企業が保有する機密データだけではなく,政府が保有する機密データなどがまるごと全部奪われてしまう危険性はかなり高度の蓋然性をもって存在していると考える。そのような機密データの中には国民の個人データも含まれる。

通信の秘密との関係で,個人情報しか考えることのできない者が多すぎるから法学上では非常にちぐはぐな事態が発生している。しかし,機密情報には企業秘密や国家機密も当然に含まれる。

他方で,技術面についてみると,軍事行動としてのサイバー攻撃に対しては,普通の防御手段では対応しきれない事態の発生が予測される。ところが,現実には,軍事行動としてのサイバー攻撃が日常化している。つまり,平時だけを考えた情報セキュリティはほとんど無力化していると言える。

結局のところ,とにかくデジタル情報化しないこと(されないこと)が大事で,それを求めるための「デジタル情報化されない権利」を確立しなければならない。

|

« 最初期のコーラン? | トップページ | 滝沢誠『古墳時代の軍事組織と政治構造』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 最初期のコーラン? | トップページ | 滝沢誠『古墳時代の軍事組織と政治構造』 »