近未来の靴製造業
下記の記事が出ている。
Adidas’s ‘speedfactory’ hints at the future of shoe manufacturing
Washington Post: December 11, 2015
https://www.washingtonpost.com/news/innovations/wp/2015/12/11/adidass-speedfactory-hints-at-the-future-of-shoe-manufacturing/
かつては,靴はオーダーメイドで職人が製造するものだった。
私の小さい頃にはたくさんあり,店舗には顧客の足型に削りだした木型が並べられていたものだった。
その後,文明が荒廃し,合成樹脂製の既製品が普通になった。文明の退廃とも言える。
本来,足の形状には個人差があるので,靴はオーダーメイドでなければならない。顧客の足型に対応して個別に靴を製造し提供するのが文明社会というものだ。
ロボットによってそれが復活しようとしている。
おそらく,非常に広範囲にわたり,オーダーメイドが復活することになるのではないかと思う。
野蛮で奴隷的な大量生産品を消費するだけの時代は終わりとしなければならない。
理想的には,ロボットによってではなく多数の職人による社会を復活させるべきだろう。
ロボットは人間の「仕事」を生みださないからだ。
| 固定リンク
コメント