« BBCが日本とロシア向けに自動翻訳による番組配信 | トップページ | 人類はロボットを管理可能かどうかに関するワシントンポストの記事 »

2015年12月20日 (日曜日)

古代の鮮卑族の復姓

ちょっと気になるものだけまとめてみた。

   鮮卑姓  漢姓  類似和名 備考

   素和氏  和氏  諏訪
   賀蘭氏  賀氏  多賀
   賀賴氏  賀氏  多賀
   叱盧氏  祝氏  磐井
   賀葛氏  葛氏  葛城
   大野氏  李氏  大野    唐
   是連氏  連氏  連
   賀屯氏  屯氏  村主
   宥連氏  雲氏  出雲
   阿伏干氏 阿氏  阿閉
   伊婁氏  伊氏  伊賀
   羽弗氏  羽氏  羽鳥
   丘林氏  林氏  林
   屋引氏  房氏  安房
   須卜氏  卜氏  卜部
   莫蘆氏  蘆氏  蘆名
   阿鹿桓氏 鹿氏  鹿嶋
   車焜氏  車氏  車持
   是樓氏  高氏  高倉    北斉
   賀兒氏  兒氏  可児
   歩六狐氏 陸氏  陸奥
   乞扶氏  扶氏  扶余
   宇文氏  慕容氏 宇部    北周
   尒錦氏  錦氏  錦織
   直勒氏  謝氏  与謝
   破落那氏 那氏
   叱門氏  門氏
   獨孤氏  劉氏
   歩大汗氏 韓氏
   拓跋氏  元氏         北魏
   烏丸氏  桓氏
   叱呂引氏 呂氏
   紇骨氏  胡氏
   普乃氏  周氏
   拔拔氏  長孫氏
   達奚氏  奚氏
   兵敦氏  丘氏
   万俟氏  亥氏
   乙旃氏  叔孫氏
   兵穆氏  穆氏
   賀樓氏  樓氏
   僕闌氏  僕氏
   万恆干氏 干氏
   若干氏  苟氏
   拔列蘭氏 梁氏
   拔略氏  略氏
   叱羅氏  羅氏
   普六如氏 茹氏
   他駱拔氏 駱氏
   薄奚氏  薄氏
   是賁氏  封氏
   吐谷渾氏 渾氏
   是云氏  云氏
   叱利氏  利氏
   如羅氏  如氏
   出連氏  畢氏
   賀拔氏  何氏
   莫那婁氏 婁氏
   慕輿氏  輿氏
   屈突氏  屈氏
   沓盧氏  沓氏
   吐難氏  山氏
   侯莫陳氏 陳氏
   歩鹿根氏 歩氏
   破多羅氏 潘氏
   叱奴氏  狼氏
   烏洛蘭氏 蘭氏
   若口引氏 寇氏

一般に,鮮卑族の直接の子孫は中国の少数民族・錫伯族(シベ族・シボ族)とされている。私見では,「鮮卑」とは,古い時代にバクトリアなどの西方から移動してきた人々が他の民族を吸収し混血を繰り返しながら形成された民族の総称ではないかと考えている。鮮卑には多種類の民族(部族)が含まれており,単一民族であるとは到底考えられない。

「錫伯」と「司馬」は同じだろうと考えている。古代日本の「嶋」も同じだろうと考える。

「島」ではなく「嶋」を用いるのは,古代の王侯貴族の楽しみだった狩猟と関連していると考える。

「嶋」の字は「山」+「鳥」で構成されている。

魏晋南北朝時代の中国の貴族の高貴な楽しみとして狩猟(鷹狩)があり,主にキジ(雉・山鳥)を狩猟の対象とした。

日本の古墳には,明かに魏晋南北朝時代の鷹匠の姿をうつしたものと思われる埴輪がある(例:茨城県石岡市・丸山4号墳墓出土埴輪など)。また,埼玉県のさきたま古墳群出土の兜のように,明らかに雉(山鳥)の尾羽を飾ったものと推定されるものが多数出土している。鷹狩をする武人の姿をうつした埴輪も出土している(例:高槻市の今城塚古墳など)。

キジやヤマドリは,日本国固有種とされているが,古代の中国から狩猟用に搬入され改良された品種が野生化して適応した個体の子孫と推定される。トキもまた同じ。

なお,鮮卑族の氏姓に関する網羅的な研究書としては,王仲牽(鄭宜秀整理)『王仲牽著作集 鵲華山館叢稿續編』(中華書局、2007/11)がある。

|

« BBCが日本とロシア向けに自動翻訳による番組配信 | トップページ | 人類はロボットを管理可能かどうかに関するワシントンポストの記事 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« BBCが日本とロシア向けに自動翻訳による番組配信 | トップページ | 人類はロボットを管理可能かどうかに関するワシントンポストの記事 »