Comcastがハックされ,奪われた大量の個人データが売りに出されているらしい
下記の記事が出ている。
590K Comcast User Passwords Stolen, Company Blames Customers
CIO: November 10, 2015
http://www.cio-today.com/article/index.php?story_id=022000PI6J9G
Comcast says it’s not to blame after 200,000 user accounts were put up for sale online
Washington Post: November 9, 2015
https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2015/11/09/comcast-says-its-not-to-blame-after-200000-accounts-were-illegally-put-up-for-sale/
日本のマイナンバーも毎日のように大量に奪われ,新規ナンバーの発行予算が尽きて疲弊し,業務遂行不可能になることは100%間違いない。名寄せが必要なことは理解できるが,そのために外部に晒すようなナンバー制度を採用したところに根源的な誤謬が存在する。
そうやって日本の財政はますます苦しくなる。
しかし,誰も責任をとらない。
「大丈夫だ」と豪語した者が社会的責任を追求されることもない。それどころか,更に偉くなっている。
末期的な国家だと思う。
[追記:2015年11月12日]
関連記事を追加する。
200,000 Comcast User Accounts Up For Sale Online
infoSecurity: 11 November, 2015
http://www.infosecurity-magazine.com/news/200000-comcast-user/
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コメント
江藤貴紀さん
洗脳のための情報操作に負けてしまうことは誰にでもあることで,私も不完全な人間なのでそういうことがあります。
問題は,その洗脳の程度と,洗脳だと気づいた後の復元力の程度ではないかと思います。
どんな船でも沈没のリスクは常にあるし,様々な現実的な脅威に打ち勝ちながら航行を続けております。航行することそれ自体がリスク対応の連続として考えることができるでしょう。
そのようなリスクの中で横波の脅威があります。そして,横波を受けて沈没してしまうことを避けるために重要な要素の一つが船舶の復元力です。
無理して甲板よりも上のほうを飾り立てる虚妄の擬装をした艦船では,全体の重心が正常ではなくなり,艦船としての復元力を失ってしまう結果,ちょっとした横波でも倒れ沈没してしまうことがあります。
このことは誰でも予見できることです。予見していても予見できてきないように口にすることを「嘘」と言います。
そのような「嘘」について自己抑制力がなく,自己弁護しかできないような人々は存在します。遺伝子のなせるわざというものでしょう。
これからの世界では,遺伝子情報などの個人データの機密性は維持されなくなるので,世界的な中枢機関による遺伝子レベルでの行動抑制操作が考えられるようになると思います。
「平気で嘘をつくこと」が基本的な行動パターンになっているような遺伝子をもつ人々は,真っ先に研究対象になることは100%確実と予測されます。研究者であれば誰でも「この人々は,何故,嘘をつくことしかできないのか?」について研究したくなることでしょう。非常に誘惑的な研究テーマの1つだろうと思います。
このようなタイプの研究は,国家統治にとっても極めて重要なので,国家予算がつきやすいだろうとも想像します。
投稿: 夏井高人 | 2015年11月19日 (木曜日) 09時28分
夏井高人様
最近、韓国において、日本で言うところの景品表示法違反の事例を追っていたら(まだ確定ではないのですが)どうも、あるURLに随分拘っているアンダーカバーマーケティングらしい例を見つけました。
一般敵な用語を使うなら、あちらでは「世論操作」そのものが公然と行われているようです。ある程度は報道で知っていたのですが・・・
まあ、こういった事例を見たりして思うのですが、日本においても、マイナンバーも、その広報も、そして人間の身体も脆弱そのものですね。そして脆弱化してます。その部分については、国家であれ、当該個人であれ正直にこれは認めざるを得ません。
とにかくあらゆるセキュリティが、不完全だという前提で生きるしかない、ですね。
投稿: 江藤貴紀 | 2015年11月19日 (木曜日) 02時11分