金子敏哉「商標法と混同を巡る問題状況」など
今月は,大きな論説原稿2本(約11万字+約5万5000字)を書き、趣味の雑誌に書いている連載の簡単な原稿を1本書き、法律雑誌に連載している判例紹介記事の原稿を書き,目下,別の大きな論説原稿(約5万5000字予定)の起案にかかっている。
その関係でいろいろと調べていて,念のためにと思い,以前金子敏哉先生から頂戴したまま時間がなくて読んでいなかった論説を精読した。
金子敏哉
商標権と混同を巡る問題状況
別冊Patent vol.65 (別冊パテント 2102.別冊第8号)1~11頁
考えるヒントを多く得られる示唆豊かな論説だと思う。
この号は,商標の混同の特集号になっており,他の論文もまとめて精読してみた。
下記の論説を読んで特に勉強になった(掲載順)。
上野達弘「混同の意味」
林いずみ「商標の希釈化と混同のないところにおける著名商標の保護」
土肥一史「混同の虞れの認定について」
名越秀夫「防御標章の諸問題」
大島厚「逆混同(Reverse confusion)」
外川英明「サイバー空間における商標の混同」
小島 立「商標法におけるフェアユース」
自分の考えもまとまったので,目下起案中の原稿を更に書き進めようと思う。
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