ロボットはジャーナリストの仕事も奪う?
下記の記事が出ている。
Could a robot write this article?
Naked Security: September 15, 2015
https://nakedsecurity.sophos.com/2015/09/15/could-a-robot-write-this-article/
学者の書く論説でも,単なる寄せ集めのようなものはロボットでもつくれそうだ。
学者である以上,少なくとも1行以上は完全オリジナルなものを含む論説を書くべきで,そうでないものは論説とは言えない。
なお,一見するとオリジナル風のものでも,様々な手段を用いて他人から奪ってきたものは,オリジナルではない。当たり前のことなのだが,いろいろと見ているところでは,そんなものがかなり多数ある。「恥ずかしい」と関する思考回路が脳内に欠落しているのだろうと推定している。
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コメント
江藤貴紀さん
「巧言令色鮮矣仁」が真理だと思うのですが,世の中の大半の人は聖人でも君子でもないので,そういうことを前提に生きるしかないです。その意味では,『楚辞』の漁夫の意見は世間的には常識的で正しいものだと思います。
私の場合,どうこう言っても世間というものは浮薄なもので,それ自体として何か価値があるとも思えませんので,無視して,マイペースでやってます。
幸運なことに「マイペースでも飯を食える職業」に就けたことは,神仏の御加護によるものだとしか言いようがないです。
投稿: 夏井高人 | 2015年9月19日 (土曜日) 15時29分
夏井高人様
ところで以前にあるありがたいご縁を経て、御世話になった方の訃報をきょう知りました。
実に残念なことでなりません。ただ、「これ以上の残念はないはずである」というのが表面的には慰めになりますが。
一方で、直接の知人の伝手で手に取った本(それ自体の出版粒としての勝ちは低いです。ただし神は細部に宿る、の言葉通りにディテイルで酷い発見はありましたが。)では、ずいぶんがく然としたばかりです。ただいったいどういう資本と業務提携を結んでいる出版元がどういう了見で出したのか、興味もかき立てられましたが。
いずれにせよ後者も、ある種の新情報が見つかった限りでは「新しい内容がないよう」ではなかったのが救いです。
追記 「いけいけどんどん」なキャッチフレーズは、つい拝借してしまいます。①コピーライトを入れるべきだったのか②ハイパーリンクを張るべきだったのか③「分かる人には分かる」でいってよかったのか、いまでも割りと悩んでおります。
投稿: 江藤貴紀 | 2015年9月18日 (金曜日) 22時50分