オーストラリア:SNS上で女性は男性の2倍嘘をつくとの調査結果
正しい調査結果なのかどうかは知らないが,下記の記事が出ている。
Australian women lie more on social media
Australian: August 5, 2015
http://www.theaustralian.com.au/news/latest-news/australian-women-lie-more-on-social-media/story-fn3dxiwe-1227471164517
女性の嘘SNS 男性の倍は「当然」
Web R25: 2015年8月20日
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20150820-00044313-r25
一般に,女性にとって「御化粧」は日常的なことなのではないかと思うが,少なくとも私のような老人世代では男性の御化粧というものは滅多になかった。
御化粧することが「身だしなみ」の一部だとすれば,SNS上で装うことも「身だしなみ」の一部だということも可能かもしれない。
私自身は,化粧をしたことが何度かある。
大学生のときのことだが,ある劇に出演することになり,老人の役だったのでドーランをびっしり塗って老人になった。鏡で自分の顔を見て,「これは別人だ」と思った(笑)。
その後,大学教授になってから,テレビ番組に何度か出演したことがあり,撮影前に美容師さんから簡単に化粧をしてもらったことがあった。化粧と言っても肌の荒れがみえない程度にパフのようなものをつけ,櫛で髪を整える程度のことだったので,「御化粧」のうちには入らないかもしれない。実際,鏡を見ていても「別人だ」とは全く思わなかった(笑)。たぶん,テレビ番組に出るときは,その程度のことは普通なのだろうと思う。「すっぴんでは顔色が悪く写ってしまう」との説明を受けたような記憶がかすかにある。
以上が全てで専門家に御化粧をしてもらった経験だけなので,自分で自分の御化粧をしたことはないし,そのやり方もわからない(笑)。
装うことについて男女差があるのかどうか・・・については,かなり疑わしいことだと思う。
歴史上では,男性独裁者諸氏が「救国者」や「庶民の味方」のような顔をして装い続け,国民を騙し,そして独裁者としてやりたい放題のことをやったなどという事例が数えきれないほど多数ある。
そのような独裁者諸氏と比較すると,普通の女性が綺麗に御化粧をして男性の心を掴むくらいのことは大した罪ではないようにも思う。実際問題として,綺麗に御化粧をした女性を好む男性はかなり多数存在するのではないだろうか?
ちなみに,日本国の文化の中には「装い」という文化が存在する。
「装い」は「御化粧」や「身繕い」以外の事柄の中にも満ちている。
例えば,手土産の菓子折りなどを綺麗に包装するのは,その一種ではなかろうか。これも大事な文化の一つだろうと思う。誰であっても,粗末に扱われているような気分になるよりは,見栄えだけでも大事にされているような気分を味わうほうが良いにきまっている。仮に菓子折りそれ自体は高価なものではなくても,「装い」を丁寧にすることによって,相手を尊重する気持ちを表現しているのだ。そういう簡単なことで人間関係を円滑にすることができるのだから,これはこれで立派な文化の一種だろうと思う。
ただし,日本に限らず,世界中どこでも,男女差なく,「装い」とはそういうものだと了解することも大事なことではないかと思う。形式的な儀礼等に過ぎないことを真に受けると予想外の結果を招くことがある。あくまでもそういうものだと割り切るようなある種の冷淡さのようなものも社会人としては必要な素養の一つなのではないかと思う。
ただし,私自身がそういうことをちゃんとできているかというと・・・全くできていない。それゆえ,「自分は人の上に立つことができるような人間ではない」と見極めをつけ,凡庸な自由人として生きることにした。
| 固定リンク
コメント