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2015年8月29日 (土曜日)

長寿社会は子供を堕落させるかもしれない

世間ではネガティブなことを書くと叩かれる。

事実を直視すると嫌われる。

嘘つきばかりだ。

しかし,それだけで日本国をダメにしてしまう最大の原因となるかもしれない。

ネガティブなことでも意見は意見として自由に表明できるのでなければならない。

事実は直視しなければならない。

さて,長寿社会はそれ自体としては悪いことではない。

この私も1本でも多くの論文を書くためには健康で長生きする必要がある。

しかし,その反作用として,子供の独立心が阻害される。いつまでも甘えることができるからだ。

企業等の組織内で老人がのさばるとモラルハザードが生ずる。自分の出る幕がなかなかこないからだ。

これらの問題を解決する方法は,古来より伝承されている。

  「老いては若きに従え」

無論,若さゆえの失敗もあるだろう。しかし,自分だって若さゆえの失敗を積み重ねてきた。

失敗は失敗として反省すれば良いし,悪質な場合には処罰すればよろしい。

ただそれだけのことではないだろうか?

つらつら考えてみるに,自分が最も生産的だったのは20代~40代のころだった。

現在ではポンコツになってしまっている。

しかし,経験を積んだ結果として得られたことも数々ある。

自分に残された最後の余力を振り絞って,経験を積み重ねた者でなければできないような思索を深め,それを基礎としなければならないような論説を書き続けることにする。

若い世代は,私のようなポンコツ世代のいうことは一切気にせずに,自由闊達にやればよろしい。

(余談)

先日,非常に親しい某教授が,「トンコツ食ってもポンコツになったら治らないからな」とダジャレを言っていた。

ダジャレそのものがかなりポンコツのような気がする。しかし,ポンコツ世代が自嘲的にそのようなしょうもないダジャレを口にするところにアイロニーというか長い人生の中での沈降物のような情趣を感ずるのだ・・・(笑)

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