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2015年8月 1日 (土曜日)

米国:中国の攻撃対象を示すNSAの報告

下記の記事が出ている。

 NSA report shows China hacked 600+ US targets over 5 years
 ars technica: August 1, 2015
 http://arstechnica.com/tech-policy/2015/07/nsa-report-shows-china-hacked-600-us-targets-over-5-years/

知的財産の違法な入手がサイバー戦の主要な目的の一つだということは「サイバー犯罪の研究(五)」でも書いたとおりだ。軍事機密についても同じ。

中国によるサイバー攻撃の多くは,このような目的で実行されていると推定されているのだが,そのように「インターネットから奪えばよい」という国家政策を最初に公式に表明したのは江沢民氏だと考えられる。当時,NHKでも大々的に報道されたものだが,それが何を意味するかをまじめに考えようとした研究者は,日本の中ではほとんいなかったと思われる(あくまでも推測だが,国家主席の演説について,米国の国防省はその国際戦略上の意味を真剣に考え始めたと推定される。)。

真面目に考え,その考えを述べると,私のように「変人扱い」されてしまうのが通例だった。そのような状況は,現在でも基本的に変わらない。リスクを適正に評価し,正しく述べると,「この人はおかしいのではないか」とか「考え過ぎではないか」とか言われる。私からすれば,単純に無知・無能なので理解できないとしか思えないのだが,それを口にすると人間関係が壊れるので,黙ってしまうことになる。心底「愚かな人々だ」と憐れみの気持ちしか起きないのだが・・・

私のことを変人だと思うのはそれぞれの思想信条の自由に含まれる。しかし,客観的には「まぬけ」と評価されても仕方ないのではないかと思うし,現に米国の諜報機関は「まぬけ」と呼んでいるだろうと想像する。

[追記:2015年9月14日]

関連記事を追加する。

 Obama says Chinese cyber practices are not acceptable, calls for faster U.S. response
 REUTERS: September 11, 2015
 http://www.reuters.com/article/2015/09/11/us-usa-china-cyberattack-idUSKCN0RB2A620150911

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