米国:MPAAとSOPA
下記の記事が出ている。
Memo to MPAA: Congress didn’t pass SOPA
ars technica: August 5, 2015
http://arstechnica.com/tech-policy/2015/08/memo-to-mpaa-congress-didnt-pass-sopa/
日本でも児童ポルノ等との関連でDNSリフレクションが行われてきたのだが,その違法性阻却に関する議論は必ずしも十分なものとは言えなかった。しかも,DNSリフレクションが可能な場合,ある種の攻撃が可能となることを自分から明示しているようなものなので,現実にその種の攻撃がなされることがある。
いろんな考え方があり得るけれども,国家機関が適法行為としてDNSリフレクションを実行してしまうと,ネットの世界全体にモラルの破壊が生ずることを避けることができない。
現代では,もはや「国だから許される」などと単純に考えて納得してしまう層はほぼ死滅してしまった。国だというだけでは権威や信頼を得ることができないのだ。そのように考えた上で,今後の国家政策を考えないといけない。
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