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2015年7月12日 (日曜日)

ダメな会議

下記の記事を読んだ。

 世界中に蔓延?「ダメな会議」が消えないワケ - 多くの人を悩ます「謎の会議」を大解剖!
 東洋経済Online: 2015年7月11日
 http://toyokeizai.net/articles/-/76434

私自身も「時間の無駄」としか思えないような無駄な会議を数えきれないくらい多数経験してきた。本当に無駄な会議はある。

しかし,「無駄な会議」の組織運営上の効用も考えておくべきだろう。

ごく少数のエリートだけで会合すれば数分で重要事項全部を決定することができるかもしれない。しかし,それではエリートでない構成員が「トップダウンだ」とか「強引だ」とか「強権的だ」とか言ってモメることが多い。だから,ガス抜きのために,意図的に「無駄な会議」を多数回にわたり開催するのだ。

そういう「無駄な会議」に付き合わされるほうは迷惑というしかないのだが,しかし,頭が悪くて自己主張しかできないような構成員でも解雇できないのが普通なので,こういうロスを必要経費的に考えてどうにかこうにかごまかしごまかしやるしかない。それが,ベストとは到底言えないけれどもベターな組織運営というものだろう。

ところで,最近,大学の経営に関して,意思決定をもっと迅速にやるべきだとかトップの権限をもっと強化すべきだとの意見がある。意見それ自体としては正しいものを含んでいる。しかし,それでは大学の組織が混乱続きとなってしまい結局元も子もないような状態に陥ることだろう。

何しろ,大学の教授というものはそれぞれプライドがあり,学長だろうと理事長だろうと尊敬の対象とするわけがないし,現実に世界の学長・総長・理事長を全員ながめわたしてみても,尊敬に値する人物は滅多にいるものではない。たいていは,単なる権力の亡者に過ぎないからだ。そのことをすぐに見抜かれてしまうくらい権力者としての資質に欠ける者が大半なので,結局尊敬されない。

権力者となるべく神が微笑みかけてくれる者というものは,権力の亡者であることを身抜かれないような独特の資質のようなものをもっているものだ。

そのような資質をもつ者は,1憶人に1人でもいれば多いほうだろうと思う。

私は,これまでの人生の中で,1人だけ尊敬すべきトップ(米国の超有名大学の元ディーン)と出逢うことができた。現時点では相当高齢のはずなのだが,先日M氏から聞いたところでは,現時点でもご自身の信念に従い精力的に学問に邁進しているとのことだった。頭が下がる。

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