ロシア:環状列石遺跡から長頭の遺骨が発掘されたようだ
下記の記事が出ている。
Strange 'conehead' skeleton unearthed at Russia's Stonehenge: Elongated head was bound in tribal tradition 2,000 years ago
Daily Mail: 27 July, 2015
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3176210/Strange-skeleton-unearthed-Russia-s-Stonehenge-Elongated-head-probably-bound-tribal-tradition-2-000-years-ago.html
中米の遺跡でも発見されており,乳幼児の時期に頭蓋骨の成長に拘束を加えて長くなるように矯正したものだろうと推定されている。
しかし,宇宙人説なるものもあり,数々のSF映画等に長い頭をもつ宇宙人が登場する。
日本人の中にも比較的長い頭蓋骨をもつ人は存在している。例えば,幕末の大村益次郎が有名だ。一般に,非常に頭の良い人が多いとされている。私の知っている人の中にも何人かそういう人がいる。おそらく,遺伝子的な特性から長い頭蓋骨をもつ人々の子孫なのだろうと思う。
(追記)
古代の文明を考えるとキリがなくなってしまうのだが・・・最近の考古学の成果などを踏まえると,日本の縄文時代ころにはかなり温暖化した状態にあり,そのために天山山脈の北側には大きな草地が広がっていて自由に往来できたらしいということがわかってきた。遺跡も多数ある。ユーラシア大陸では,そのようね経路を用いて従来考えられていたよりも相当広範囲での交通があったものと推定される。文化や文明もそのような経路を通って比較的早く伝播したものではないかと思う。
古代の中国において「匈奴」と呼ばれた人々が中国大陸を圧迫するようになったのは,縄文時代晩期以降の寒冷化のため,南下せざるを得なくなったからではないかと考えている。いわゆるゲルマン人の大移動についても同様に考えることができる。
(追記2)
長い頭蓋骨をもつ人々については諸説あり,中にはとんでも学説に近いものもあるけれども,全く無視することのできないものも多数ある。例えば,下記のサイトなどは,信用するかどうかは全く別として,非常に面白い。
クラウス・ドナ :人類の隠された歴史
http://projectavalon.net/lang/ja/klaus_dona_2_interview_transcript_ja.html
Calm down, the Paracas skulls are not from alien beings
Peru This Week: February 13, 2014
http://www.peruthisweek.com/blogs-calm-down-the-paracas-skulls-are-not-from-alien-beings-102258
一般に,歴史学に関しては,常識とされているものが大嘘で空想とされているものが真実なんてことがいくらでもあるので,何とも言えない。
なかなか難しい。
(追記3)
高知県東部物部地域に伝わる古面は,基本的に,縦に細長い形をしている。これは,芸術的なデフォルメによるものではなく,本当に頭蓋骨の長い人々が用いたからこのような形になっているのではないかとも考えられる(←頭部を面で隠したという意味ではない。)。
高知県東部物部地域の面
http://ele-middleman.at.webry.info/201409/article_12.html
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