「石」の読み
「石」という文字の日本語による読みには様々なものがある。
変わった読みとしては「あつ」という読みがあり,人名などに現れることが多い。
これを応用すると,「石川」は「あつかわ」または「あつか」となる。
もし「あつ」が「あす」から変化したものだとすれば,「あつか」は「あすか」であり得る。
古代の人名としては,蘇我石川宿禰や倉山田石川麻呂などが有名だ。
素人の単なる想像・連想に過ぎないが,仮に「石川宿禰」が「飛鳥宿禰」であり「石川麻呂」が「飛鳥麻呂」であったとすれば,どちらも尊称の一種で,実名ではなかったかもしれないということにもなり得る。この場合,「飛鳥宿禰」と「飛鳥麻呂」は,意味的には「飛鳥守(あすかのかみ)」または「飛鳥國守」といったような意味になると考えることができる。
同様に,「石上」も「あすか」と読むことができるかもしれない。
もしこのように考えることができるとした場合,別の文字での置き換えも検討可能となる。例えば,「安(あす)」は「石(あす,あつ)」の別字であるかもしれない。また,「安(あす)」は「阿蘇(あそ)」と同じかもしれない。
「飛鳥」は,文字それ自体としてはどうやっても「あすか」と読むことができない。おそらく,「あすか」と読むべき地域がまず存在し,その地域を支配する者の守護神のようなものとして「朱雀」または朱雀の代用としての「鶴(霍)」のイメージを示す語をあてたと仮定すれば,何となく説明がつかないわけでもない。「朱雀」は「夏」を示す。
「あすか」という音それ自体の由来については,「アショカ」に由来するものだろうという説を支持したい。仏法またはヒンヅー教(バラモン教)を奉ずる王の国(地域)というような趣旨になる。
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