イスラエル:ユダヤ教の僧侶と会見するアレクサンドロス大王の姿を示すモザイク画が5世紀ころの遺跡で発掘されたらしい
下記の記事が出ている。
Mosaic of Alexander the Great meeting a Jewish priest is the first ever non-biblical scene to be discovered inside a synagogue
Daily Mail: 15 July, 2015
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3161093/Mosaic-Alexander-Great-meeting-Jewish-priest-non-biblical-scene-discovered-inside-synagogue.html
(余談)
天皇家の祖先についてユダヤ人だったという説がある。無論,現在の多数説ではない。
しかし,仮にアレクサンドロス大王とユダヤ人とが密接な関係にあったとすれば,この説の信憑性が高まるかもしれない。天皇家の祖先かどうかは分からないし,結局のところ論証は不可能だろうと思うのだけれども,幾つかの神社の祭神については,本当はユダヤの神だという論証がそこそこ成功しそうな感じがする。
どの説の場合でも,「全部そうだ」と言い切ってしまうから,大概の場合に失敗する。
日本の歴史は長い。文化構造が多重的になっている。長い年月の間に,複数(多数)の異なる神(上)が海の向こうからやってきて,そして,神社の祭神や寺院の仏となったと考えるほうが妥当だろう。これを統一理論で説明しようとすると,誰がやった場合でも,間違いなく破綻をきたすことになると考えている。
多元的起源論とでも言うべきか・・・
一般に,統一理論は暗記に便利で理解しやすいものだが,実は頭の悪い人を洗脳して奴隷化するために用意された思考ツールの一種に過ぎないことが珍しくない(物理学上の基本原理では必ずしもそうではないことが多いように見えるかもしれないけれども,物理学において何らかの統一理論が正しいと論証された場合でも,神の目からみてそれが正しいということになるわけではない。人間には論証しようのないことだ。)。とりわけ,独裁者にとっては便利なものだということは,過去の歴史が証明するとおり。
多元論は,かなりの程度まで頭の良い人でないと理解できないし使いこなすこともできない。だから,常に少数派となり,場合によっては迫害されることにもなる。
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