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2015年6月 3日 (水曜日)

新手のソーシャルエンジニアリング

下記の記事が出ている。

 Social engineering attacks more complex than ever, says expert
 Computer Weekly: 27 May, 2015
 http://www.computerweekly.com/news/4500247025/Social-engineering-attacks-more-complex-than-ever-says-expert

 #infosec15: UK Firms Urged to Step Up to Combat New Breed of Social Engineers
 infoSecurity: 2 June, 2015
 http://www.infosecurity-magazine.com/news/uk-firms-urged-step-up-combat/

(余談)

あくまでも一般論だが,被害者のような顔をした共犯者が増えているように思う。これは電子系の問題ではない。

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コメント

江藤貴紀さん

人間を騙して実行するタイプの違法行為の場合,人間の側が少しも進化していないので,結局,ファッションを少し変えただけの古典的手法が何度も繰り返して用いられるということになるのだと思います。

しかも,何年か経つと新たに誕生し成長した人々が社会に参加してきて,それらの人々は古いことを知らない(またはバカにして学ぼうとしない)ので,結局,同じ手口にひっかかるということになるのでしょう。

人間それ自体を理解するという営みは古典ギリシア時代からずっと続けられてきたことなのですけど,学問としては続いていても実際にそれを学ぶ人間のほうは常に更新されているので,人類全体としてはちっとも進歩しないということになるだと思います。

存在それ自体が愚かとしか言いようのない側面があることは否定できません。

ゆえに,常に「無知の知」は正しいです。

投稿: 夏井高人 | 2015年6月17日 (水曜日) 08時33分

夏井高人様

他にも、時間軸をずらして、以前は悪徳商法の被害者だったというクレームをしながら、現在の被害者を出汁にしているようなビジネス(非常に古典的なタイプ)も存在していると思います。

そういうプリミティブな手法は、数事態としては、減っているのか増えているのか分かりません。

ただ、こういう例で集めている物品を見るといかにも加害者側が使用しそうなものが多かったりもします。ありとあらゆる意味で、面白い話ではないのですが。

投稿: 江藤貴紀 | 2015年6月16日 (火曜日) 18時53分

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